ご存知ですか?
治験とアルバイトの違い
皆さんは治験とアルバイトの違いをご存じでしょうか。
治験に参加するとアルバイト料が発生すると思われがちですが、
少し違います。
ここでは意外と知らない治験とアルバイトの違いをQ&A方式でご解説します。
治験に参加するとアルバイト料が発生すると思われがちですが、
少し違います。
ここでは意外と知らない治験とアルバイトの違いをQ&A方式でご解説します。
「治験とアルバイトについて」Q&A項目
- Q.治験はアルバイト?
- Q.治験に参加すると高額のアルバイト代が支払われると聞きました。
- Q.治験参加について。
- Q.アルバイトのように治験も面接などありますか?
- Q.都合のいい日程での治験参加はできますか?
- Q.アルバイト/会社の仕事と一緒に治験参加は可能ですか?
- Q.ひとつの治験が終わってからすぐ別の治験へ参加はできますか?
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治験はアルバイト?
治験はアルバイトではなく「有償のボランティア」になります。 治験(ちけん)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験の事をさします。
アルバイトとは:非正規雇用の一種で、機関の定めのある契約に基づき雇用される従業員をさします。
アルバイトでは"雇用"や"バイト代"などが発生しますが、治験参加では"雇用"や"アルバイト代"等はございません。 -
治験に参加すると高額のアルバイト代が支払われると聞きました。
治験に参加をすると、アルバイトや労働と同じく金銭の支払いがありますが治験で支払われる金銭についてはアルバイト代や報酬ではなく「負担軽減費(協力費)」と呼ばれます。 アルバイトの報酬は労働の対価として金銭が支払われますが負担軽減費(協力費)は医学ボランティアである皆さんを拘束している時間や遵守事項(飲酒や喫煙、筋肉痛になるような運動や日焼けの中止)、採血などによる身体的な負担を軽減する目的で支払われています。同じ金銭でもお渡しする目的は異なります。 -
治験参加について。
治験に参加するかどうかは個人の自由意志が尊重されているので、治験の目的や 方法、新薬の効果や副作用などが記載されている「同意説明文書」をもとに、治験担当の医師から十分な説明を受け、内容をよく理解した上で参加となります(インフォームドコンセント)。 治験に参加することを決めた後でも、いつでも参加をキャンセルすることができます。
また参加をキャンセル(同意の撤回)をしたことによる不利益はありません。
※ただし、臨床試験とういう性質上、プライベート(アルバイトの予定や・ご旅行の予定など)な理由による中断などは製薬メーカー、医療施設などに非常に迷惑をかけることになりますのでV-NETでは同意取得後の自己都合のキャンセルは無いようにお願いをしております。 -
アルバイトのように治験も面接などありますか?
アルバイトのような、面接はありません。 ただし、治験の募集条件に該当をしている方にご参加をしていただくために、事前の健康診断があります。
事前健康診断の際に、身長や体重測定、治験ごとの検査を行います。
この事前検査で合格をした方が治験の参加メンバーになります。 -
都合のいい日程での治験参加はできますか?
アルバイトとは異なり、治験はすでにある日程に都合を付けて頂くことが多くなります。 治療中のお病気をお持ちの方対象試験であれば、治験実施の医療機関の指定の曜日(ご都合のいい曜日を選ぶことは可能です)での来院になります。
健康な方対象の入院・通院試験はすべて決められた日程に合わせて入院や通院をしていただきます。 -
アルバイト/会社の仕事と一緒に治験参加は可能ですか?
治験はアルバイトや仕事とは違い有償のボランティアで副業にもあたりませんので参加可能です。 ただし、治験参加期間中は参加する試験によっても異なりますが入院が必要になります。
入院をした場合は退院日まで基本的には医療機関への滞在が必須となります。
お仕事やアルバイトの日程を調整して頂き、治験の日程全てにご参加いただけるのであれば問題はありません。 -
ひとつの治験が終わってからすぐ別の治験へ参加はできますか?
治験には休薬期間という期間があります。 これは、最後に治験に参加してから一定期間、新たに別の治験に参加することを禁止するものです。
休薬期間を定めている理由は、期間を開けずに別の試験に参加した場合、以前参加された治験薬の影響が残っていれば、正確なデータ収集ができなかったり、健康を損なったりする危険性があるからです。
また、休薬期間を偽って申告をすると今後の治験への紹介ができなります。
ですので、アルバイトのように2つの治験をかけもちしたり、1つの治験が終わってすぐ別の治験に参加はできなくなっています。