遺伝

遺伝子について

2型糖尿病はいくつかの複合要因が重なりあって発症する病気です。
糖尿病の発症要因には遺伝的要因、加齢、肥満、運動不足、ストレスなどがありますが
今回は要因の中の一つ「遺伝的」について説明します。

2型糖尿病の発症には遺伝的要因が関係

2型糖尿病の発症には遺伝的要因が強くしています。遺伝により糖尿病になりやすい体質、糖尿病になりにくい体質があります。日本人は欧米人に比べ2型糖尿病を発症しやすい体質だと言われています。

糖尿病になりやすい体質の遺伝について

糖尿病になりやすい体質は遺伝すると言われていますが、糖尿病になりやすい遺伝子は1つではなく複数の遺伝子が関係しているため、親の糖尿病になりやすい体質をそのまま引き継ぐわけではありません。
家族に2型糖尿病の人がいる場合に言えることは「糖尿病になりやすい可能性がある」というところまでで家族に2型糖尿病の人がいるからと言って100%糖尿病になりやすいとは言えないのが実際のところです。
逆に家族に2型糖尿病の人がいなくても、遺伝子の組み合わせによって糖尿病になりやすい遺伝子になっている可能性もあります。
なお、現時点では糖尿病に関する遺伝子は研究段階で、全てが明らかになっているわけではありません。

2型糖尿病の発症には遺伝的要因が関係

糖尿病になりやすい可能性があるとされている遺伝子には以下のようなものが知られています。

  • 蛋白分解酵素カルパイン10関連遺伝子
  • β3アドレナリン受容体遺伝子
  • ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体遺伝子
  • アディポネクチン遺伝子

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