痩せる

痩せる / 体重減少

2型糖尿病は肥満が原因で発症する場合が多い病気ですが、糖尿病が進行していくと逆に体重は減少していきます。体重の減少スピードが大きいほど糖尿病の進行速度は早く医師は痩せ方を糖尿病の進行度合いの判断の一つにしています。

糖尿病による体重減少

体重減少は喉の渇きや多尿と同じく糖尿病の典型的な症状の一つです。
糖尿病による体重減少は症状の進行速度が早いほど顕著で、進行速度が早いと病的なほど痩せていきます。

体重減少の原因

糖尿病が進行すると、細胞がブドウ糖を取り込む働きをするインスリンの効果が悪くなり細胞が血液中のブドウ糖を上手く取り込めなくなります。
細胞が血液中のブドウ糖を上手く取り込めないと、細胞は飢餓状態となり体内の脂肪や筋肉中のタンパク質をエネルギーに分解して使用せざるをえなくなり、その結果体重が落ちていきます。
体重減少は糖尿病が重症化しているサインですので、もし糖尿病を患っていて体重減少の兆候が見られたら必ず病院で医師の指示に従って治療を行いましょう。

体重減少の症状がある場合は糖尿病ケトアシドーシスにも注意

細胞が飢餓状態となり脂肪やタンパク質を分解してエネルギーを得る場合、副産物としてケトン体といわれるものが分泌されます。
ケトン体が過剰に増えると脱水症状や意識障害、昏睡の原因となる糖尿病ケトアシドーシスという状態になる可能性があります。このような兆候がある場合、早急な治療が必要になりますので必ず医師に相談するようにしてください。


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