多尿

多尿

多尿は糖尿病の代表的な症状の一つです。
糖尿病が進行すると尿の量・回数が多くなり2リットル~4リットル程になるといわれており、多い場合は6リットル程度になることもあります。

糖尿病の多尿症状

糖尿病になると多尿になり、多尿になると喉が渇き、喉が渇くから水分を大量に飲む、そして大量に水分を飲むためさらに多尿になるという悪循環を生んでしまいます。
空腹時血糖値が126mg/dl以上の場合には「糖尿病型」と判断され、後日再度空腹時血糖値が126mg/dl以上であったり、ヘモグロビンA1cという別の検査で計測する値が6.5%以上であった場合などに「糖尿病」と診断されます。

多尿の原因

多尿になる仕組みには腎臓の働きが大きく関係しています。
腎臓は血液を綺麗にするフィルターのような働きをしています。血液をろ過し体に不要な老廃物や塩分を体の外に出します。逆に体に必要な成分は血液に戻します。ブドウ糖も体内に必要な成分であるため通常はろ過後血液に戻します。
しかし糖尿病になり血糖値が常時高い状態になってしまうと腎臓のブドウ糖を血液に戻す処理が追いつかず尿として排出されてしまいます。
このブドウ糖が尿に排泄される際、水分も一緒に尿として排出されるため尿量が増えてしまいます。
また尿量が増えると体の中の水分が足りなくなり、水分を多量に飲むようになり、さらに尿量が増えていきます。


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