早食い禁止、ゆっくりよく噛んで食べる

早食い禁止、ゆっくりよく噛んで食べる

早食いは様々なデメリットがあります。
特に糖尿病の方は早食いを辞めて、ゆっくり平均的によく噛んで食べるようにしましょう。

早食いがよくない理由

早食いをすると食べすぎてしまう

人間が食べ物を食べ、満足感を得るのは脳の満腹中枢という場所が働くことが原因です。
ですが、この満腹中枢は食べ始めてからおよそ15分から20分しないと働かないためこれより短い時間で食べてしまうと満腹感が得られず食べ足りいないような感覚になり十分に食べているにも関わらず、満腹感を得ようと食べすぎてしまいます。

早食いをすると血糖値が上がりやすい

血糖値を下げるインスリンは血液中の血糖値の上昇に反応して分泌されます。
ですが、早食いで短時間に多量の糖分を取り込んでしまうと急激に血糖値が上がりインスリンの分泌が間に合わず、より高い血糖値になってしまいます。
早食いは習慣で有るため、毎回急激な血糖値の上昇を繰り返しているとすい臓の疲弊は積み重なっていき糖尿病が進行しやすくなってしまいます。

ゆっくり噛んで食べよう

ゆっくりよく噛んで食べることは、食べすぎ防止や血糖値上昇防止以外にも様々なメリットがあります。
毎日の習慣なので悪い習慣を継続するか、良い習慣を継続するかでは長期的に健康に置いて大きな差をもたらします。

ゆっくりよく噛んで食べることのメリット

ゆっくりよく噛んで食べると以下のようなメリットがあります。

認知症予防にもなる

よく噛んで食べると脳が刺激され認知症予防にも効果があります。

満足感が得やすい

ゆっくりよく噛んで食べることで、食べ物の旨味を味わうことができ、満足感が得やすい。また、食べ物の旨味を感じる事ができると薄味でも美味しく感じる事ができるようになる。

食べるためのエネルギー消費が大きくなる

ゆっくりよく噛むことで、食べるためのエネルギー消費が大きくなり、食べながら、同時にブドウ糖を大量に消費し、血糖値が上がりにくくなる。

食べすぎ防止になる

ゆっくりよく噛みながら食べることで、満腹中枢が働き、食べたことで満腹感を感じる事ができるので食べすぎ防止になる。

ゆっくりよく噛んで食べるために工夫したいこと

ただ、「ゆっくりよく噛んで食べましょう」と言われてもなかなか食習慣を改善するのは難しいことです。以下のようなちょっとした工夫をすることでゆっくり食べやすくなります。

一口の量を減らす

一口の量を減らすと1回の食事で噛む回数が必然と多くなります。

食器を工夫してみる

一口の量を減らすという意識も大切ですし、フォークやスプーンのサイズを小さくして1口に入る食べ物の量を減らす。
取り皿をお椀型のものから小皿に変えるといった工夫も効果があるのではないでしょうか。パフェスプーンを使って食べると1回に口に入れられる量が減り食べる時間が短くなります。

噛む回数を増やす

1回口に入れた時の噛む回数を増やすようにしましょう。平均的に5回増やすだけでもかなり違います。

食べる食材を意識的に変える

意識して回数を増やす事が難しい場合は、食事のご飯を白米から玄米に変える、食パンからフランスパンに変えるなどするだけでもかなり噛む回数が増えますので一度試してみてください。

薄味にする

料理の味を薄味にすることで、無意識のうちに味を味わおうとして噛む回数が増えます。また、噛むことで食事の味を味わう癖がつくと自然とよく噛む事が習慣になってきます。


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