生活習慣病意識調査を2011年に実施いたしました

アンケート
結果発表

不適切な食事や喫煙、飲酒など生活習慣の影響が考えられる生活習慣病。
今回のアンケートでは、生活習慣病にたいする意識調査を実施致しました。

調査概要

調査内容
生活習慣病の意識調査
実施対象
V-NET会員とアンケートモニターサイト閲覧の非会員の方
実施方法
V-NET会員への告知とアンケートモニターサイトへの掲載
実施期間
2011年2月5日(土)~18日(金)
有効回答数
434票(男性220名、女性214名 14歳~85歳 平均年齢38.4歳)

アンケート結果の分析・考察

どの程度の頻度で健康診断を受診していますか?

1年に1回以上
…65%
2年に1回程度
…13%
3~5年に1回程度
…7%
5年以上受けていない
…8%
10年以上受けていない
…6%

1年に1回以上は健康診断に通っている結果に

健康診断の頻度は、「1年に1回以上」が65%で最も多く、次いで「2年に1回程度」が13%。
以下「3~5年に1回程度」の7%,「5年以上受けていない」の8%、「10年以上受けていない」の6%とほぼ同じ値で続きます。

学校・会社などで定期的な健康診断が実施されていない場合、どのような状況であれば定期的に健康診断を受診しようと思いますか?(複数回答)

検査が無料という理由が大半を占める。

「検査が無料」の372票が最も多く、次ぐ「病院が近い、検診車が近くまでくる」の163票と大差をつけています。
以下、「土日・夜間の健康診断の実施」は118票、「同時に献血もできる社会貢献になる」は91票、「健診月間を作り義務化する」に続きます。

あなたは今、高血圧症、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの
生活習慣病を患っていますか?(複数回答)

生活習慣病について

患っていない
…63%
患っているかもしれない
…19%
患っている
…18%

該当疾患

メタボリックシンドローム
…48%
高血圧症
…25%
その他
…17%
糖尿病
…10%

37%の方が‟患っている‟または‟患っているもしれない‟を選択

「患っていない」が最も多い63%。次いで、「患っているかもしれない」の19%、「患っている」の18%と続きます。
また患っていると答えた人の詳細な内訳は複数回答で「メタボリックシンドローム」が48%と最も多く「高血圧症」の25%、「その他」の17%、「糖尿病」の10%と続きます。

「生活習慣病かもしれない」を選択した方に対して生活習慣病かもしれないと感じているのに検査をしない理由を教えてください(複数回答)

検査にいくのが面倒と答えた方が大半

「検査に行くのが面倒」の44%、「検査に行く時間がない」の42%、「生活習慣病だと知るのが怖い」の40%が僅差で並び、 以下、「近日中に検査を受ける予定」の25%、「定期健診の時期で問題ない」の25%と続きます。

いずれかの生活習慣病を選択した方に対して
現在、生活習慣病の治療を行っていますか?

今のところ治療の予定はない
…77%
病院に通院して治療中である
…15%
治療をしていたが現在はしていない
…5%
近日治療を開始する予定である
…2%

今のところ治療の予定はない方が他を差し置いて大差をつける

「今のところ治療の予定はない」が2位以下に大差をつけて77%
以下、「病院に通院して治療中である」の15%、「今のところ治療の予定はない」の5%、「近日治療する予定である」の2%と続きます。

「過去に治療を行っていた」「今のところ治療の予定はない」を選択した方に対して治療をやめた、もしくは治療の予定がない理由を教えてください。(複数回答)

金銭面を気にする傾向が強い

「費用がかかる」の48票が最も多く、「生活習慣病でも特に困っていない」の37票、「治療を受けるのが面倒」の30票、「時間がない」の27票、 「食事・運動療法で効果があった」の25票と続きます。

普段から健康維持のために心がけていることはありますか?(複数回答)

健康維持の心がけは食事に気をつけている方が大半を占める

「健康的な食事」の239票、「運動」の217票、「十分な睡眠」の216票がほぼ同じ値で多く、次いで「規則正しい生活」の155票、「ストレスをためない」の118票、「サプリメントやお薬の摂取」の91票と続きます。

健康的な生活習慣で万病予防を

生活習慣病は偏った食生活、運動不足、喫煙といった健康上好ましくない生活習慣を長期間続けることで発症する病気で代表的なものはメタボリックシンドローム、高血圧症、糖尿病などがあげられます。

本アンケートでも生活習慣病を「患っている」と「患っているかもしれない」と回答した方は合計37%となり、身近な病気といえるでしょう。

しかし、好ましくない生活や生活習慣病は現時点で自覚がなくても放置は大変危険です。
気が付かない間に血管や心臓にダメージを与え続けるため突然命に係わる脳血管疾患や心疾患を発症してしまう可能性があるからです。

生活習慣の改善で予防することはもちろん、定期的に健康診断を受診し、気になる指摘があれば早期に受診をして積極的な治療が大切です。

健康的な生活習慣で万病予防を