ニキビは疾患?
ニキビ意識調査を2012年実施いたしました

アンケート
結果発表

気がつくと肌にぽつんとあらわれているニキビ。
何気ないものと捉えている方も多いかと思いますが、ニキビは立派な皮膚疾患の一つです。
今回のアンケートでは、みなさんの生活に身近な肌トラブルであるニキビについての意識調査を実施しました。

調査概要

調査内容
身近な肌トラブルであるニキビについての意識調査
実施対象
V-NET会員とアンケートモニターサイト閲覧の非会員の方
実施方法
V-NET会員への告知とアンケートモニターサイトへの掲載
実施期間
2011年12月5日(月)~12月20日(火)
有効回答数
665名(男性271名 女性394名 13歳~77歳平均年齢33.5歳)

アンケート結果の分析・考察

ニキビで悩んだ事はありますか?

ニキビは誰しもが悩む肌疾患

問1:ニキビで悩んだ事はありますか?という質問に対し、「ある」と答えた方は9割近くをしめています。
やはりニキビが悩みの一つになることは多いようです。
また、「ある」と答えた方のうち、女性は63%、男性は37%。「ない」と答えた方のうち、女性は31%、男性は69%でした。
女性のほうが化粧やスキンケアなど容姿に気を配る機会が多いためニキビで悩みやすいと考えられます。

自分で思うニキビの原因はありますか?(複数回答可)

13~19歳
20~29歳
30~39歳
40~49歳
50~77歳

過度な精神的ストレスが一番の原因だと思っている方が多い

問2:自分で思うニキビの原因はありますか?という質問では、食生活や不規則な生活を僅差でおさえ、ストレスが1位となりました。
また、年代別での1位を見ると、13~19歳では「不規則な生活」、20~29歳では「ストレス」、30~39歳と40~49歳では「食生活」、50~77歳では「ストレス」と「不規則な生活」が同数でした。
甘いものや脂っこい食事をとりすぎてしまったり、忙しくて睡眠不足だったりといったことが原因となるのはもちろんのことです。
しかし、そういった身体的な原因だけではなく、ストレスという心的な原因が影響していると感じている人が多いようです。
実際に、過度の精神的なストレスを受けると男性ホルモンの分泌がさかんになり、皮脂の分泌が過剰になる場合も少なくありません。
身体も心もケアをすることがニキビの予防にはかかせないようです。

現在ニキビはありますか?ある方は何個位ありますか?

ない
…37%
1~10個
…57%
11~20個
…4%
21~30個
…1%
31個以上
…1%

ニキビがある方は、ニキビの状態をおしえてください。(複数回答可)

ニキビは複数ある方が大半、またニキビの種類は「赤ニキビ」が多数の結果に

問3:現在ニキビはありますか?ある方は何個位ありますか?という質問には、「ない」と答えた方が37%、あると答えた方は1~31個以上の方をあわせて63%でした。 また、ニキビがある方のうち、ニキビの状態で最も多いのは「赤ニキビ」でした。

ご自身でニキビに対して対策またはケアをされていますか?

【対策、ケアをされている】方はどういった対策をしていますか?(自由記入)

男性回答
女性回答

ケア対策としては普段何気なくやっている行動を見直す、基本的なことを大切にすることに努める方が多い

問4、ご自身でニキビに対して対策またはケアをされていますか?という質問に対して、53%の方が「してる」と回答しました。
また、問4で「してる」と答えた方に、どういった対策をしていますか?と尋ねたところこまめにする、丁寧にするなど「洗顔に気をつける」と半数の方が回答しています。 ついで化粧水やクリームなどにより「保湿をする」と答えた方と、甘いものを控えるなど「食生活に気をつける」と答えた方が同数の25.8%でした。 男女で比べてみると、最も多かった回答は男性女性共に「洗顔する」となりました。次に多かったのは、女性が「食生活に気をつける」、男性が「保湿をする」でした。
対策やケアとして、まずは自分の生活や普段何気なくやっている行動を見直すなど、基本的なことを大切にすることに努める方が多いようです。

今までにニキビで受診をされたことはありますか?

ある
…23%
ない
…63%
受診したことはないが聞いたことはある
…14%

ニキビは疾患と認識されてない結果に

問5:今までにニキビで受診をされたことはありますか?という質問には、「ある」と答えた方が23%、「ない」と答えた方が63%でした。
また、「受診したことはないが聞いたことはある」方が13%と、「ない」と答えた方と合わせると8割近くの方が受診経験がないという結果でした。

【受診したことがない、聞いたことはある】と答えた方は、なぜ受診しないのですか?(複数回答可)

症状が軽い
…28%
治療費がかかる
…25%
めんどくさい
…19%
病院で見てくれると思わなかった
…17%
時間がない
…11%

治療費や手間をかけたくないのが理由

問5で「ない」、もしくは「受診したことはないが聞いたことはある」と答えた方に、なぜ受診しないのかを聞いたところ、25%の方が「症状が軽い」と回答しました。
また、「治療費がかかる」と回答した方は22%でした。

【受診経験がある方】は受診したきっかけは何ですか?(複数回答可)

症状がひどいから
…39%
痕が残るのが嫌だから
…26%
市販の薬で良くならなかったから
…24%
知人の紹介
…7%
なんとなく
…3%
メディアなどの情報を見て
深刻に感じたから
…1%

軽いニキビは市販薬で治療する方が大半

問5で「ある」と答えた方に受診したきっかけを尋ねたところ、39%の方が「症状がひどいから」と回答しました。受診したことがない方のうち、症状の軽い初期の段階では、ニキビで病院には行かないという方が多数を占めています。受診経験のある方も同様と言えます。 また、薬などを買うよりも手間や料金がかかるといったことから受診を敬遠されている方も多いようです。

【受診経験がある方】は受診後の満足度は?

満足
…22%
どちらかといえば満足
…25%
どちらともいえない
…27%
どちらかというと不満
…16%
不満
…10%

症状の改善、なんらかの効果を得ている

問5で「ある」と回答した方に受診後の満足度を伺うと、 「満足」と「どちらかといえば満足」をあわせて47%の方が受診によって症状の改善、もしくはなんらかの効果を得ていると言えそうです。

ニキビができて一番いやな日はいつですか(自由記入)

男性回答
女性回答

大事な人・シーンでニキビがあると気分も下がり気味に

問6、ニキビができて一番いやな日はいつですかという質問では、デートなど、「好きな人・気になる人に会う日」と答えられた方が16.1%と最も多数でした。また、「イベントのある日」と11%の方が回答しています。
男女比から見ると、男性女性ともに最も多かったのは「好きな人・気になる人に会う日」でした。
また、2番目に多いものは違っていて、男性は「仕事がある日」と「特にない」、女性は「イベントがある日」でした。

ニキビは疾患の一つ

ニキビで悩んだ経験のある方が9割近くいる一方ニキビ対策やケアをしている方は53%だったことや、 受診するのはひどくなってからという方が多いことから、やはりニキビはどこか軽視しがちなものであるようです。 そして症状がひどくなってから、もしくはできてしまってから悩むことになるという方が多いのではないでしょうか。

ニキビは疾患の一つと言われています。
食事や生活習慣の見直し、出来る範囲でストレスを溜め込まないようにするなど普段から意識を持つことによってニキビの予防につながります。
また、軽視せずに、きちんとした対処をすることで悪化を食い止めたり、症状の改善を早めることが可能です。 日々の心がけや、早めの対処に努めることにより、心も体も楽しく健康に毎日を過ごしましょう。

ニキビは疾患の一つ