休薬期間って何ですか?

治験では基本的に、休薬期間というのが定められています。これは、最後に治験に参加してから一定期間、新たに別の治験に参加することを禁止するものです。休薬期間は基本的に前回受けた治験への参加終了日翌日からカウントを始めます。具体的な期間は場合により異なりますが、各施設3ヶ月~6ヶ月と定めているのが普通です。休薬期間については実施機関に確認してみて下さい。
また休薬期間が定めら れている理由は、治験参加した後、期間を空けずに新たに別の治験に参加すると、前の治験で投与した薬が体内に残っていて正しい検証結果が取れない可能性がでます。製薬会社は薬を販売するためには、健康な人を対象とした治験を行わないと認可がおりないため、休薬期間を経てない人に投与する事は、この条件に抵触する可能性があります。ですので休薬期間を偽って報告したりすると最悪のケースでは訴訟問題で多額の賠償金を求められる可能性も否定できませんので休薬期間は守りましょう。