治験情報V-NET 治験特集コラム

手術

睡眠時無呼吸症候群の原因がアデノイドという扁桃腺が肥大する病気の場合やその他の要因で扁桃が肥大していることである場合は手術による治療が有効な場合もあります。また、鼻炎が原因で口呼吸になってしまう場合は鼻内手術が有効な場合もあります。

口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(こうがいすいなんこうがいいんとうけいせいしゅじゅつ)

アデノイドという扁桃腺が肥大する病気の場合や扁桃の肥大が原因の場合は口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(こうがいすいなんこうがいいんとうけいせいしゅじゅつ)という手術で治療を試みる場合があります。アデノイドは子供に起きやすい病気で、子供が睡眠時無呼吸症候群の場合はこの手術を行うケースがよくあるようです。睡眠時無呼吸症候群で口蓋が舌の方まで降りており気道が狭い場合にはこの手術を勧められる場合もあるようで、手術をした場合50%の患者で無呼吸低呼吸指数が半分以下になるという報告もあるようです。

鼻内手術

実は私は無呼吸症候群の治療より前に、こちらの鼻内手術を先に受けました。治療を受けるまでは無呼吸ではなく、鼻詰まりで目が冷めてしまったり、イビキをかいたりという状況でした。鼻内手術を受け鼻呼吸が正常にできるようになることで睡眠時無呼吸症候群でもあることに気づいたという次第です。鼻内手術だけで睡眠時無呼吸症候群が治ることは少ないようですが、鼻詰まりが酷い状況であると、そもそも無呼吸症候群の治療が困難であることから、鼻腔が狭いことにより鼻詰まりが起こっている場合には、睡眠時無呼吸症候群の治療よりも先に鼻内手術を行った方がよいかもしれません。鼻内手術に興味のある場合は専門の耳鼻咽頭科医に相談の上手術について十分に話しを聞いた上で実施を検討してください。

ページトップへ