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横向きに寝る

軽度の睡眠時無呼吸症候群の場合は横向きになるだけでも症状が和らぐ場合が多くあります。ただし睡眠時の姿勢は意識して矯正することが難しいため横向き用の枕や、抱き枕、横寝サポーター等を使用して改善することをお勧めいたします。

横向きに寝る習慣を身につける

仰向けに寝ると咽頭の上側の筋肉や軟口蓋、舌が重力で咽頭の下側や後側に落ちてくることで気道が狭くなったり、塞がってしまったりします。これが原因で無呼吸状態になってしまうことがあり、軽度の睡眠時無呼吸症候群の場合は仰向けから横向きに寝方を変えるだけで症状が緩和する場合が多くあります。意識的に横向きに寝ることが難しい場合はいろいろと横向きに寝る習慣をつけるためのアイテムがありますので、そういったアイテムを活用してみるとよいです。ただし、睡眠時無呼吸症候群でも中等症から重症といった状態の方は横向きになるだけでは改善しない場合が多いようです。

横向き用の枕を使用する

イビキを改善するために横向き専用の枕というものが存在します。通常の枕は仰向けに寝ることを想定した作りになっていますが、横向き用の枕は横向きに寝やすいような構造で作られているため、こういった枕を使用し、意識的に横向きに寝るようにすると徐々に横向きに寝ることが習慣づいてきます。

抱き枕を使う

抱き枕というと幼い子どもが使うイメージがありますが、最近は横向きに寝る習慣をサポートするために大人用の抱き枕もいろいろなものが売られています。最初は抵抗があるかもしれませんが、使ってみると案外馴染んだりするものです。横向きに寝ようとすると腕のポジションに困る人は是非一度試してみてください。

横寝サポーター

横寝をするためにパジャマの背中側にテニスボールを縫い付けて矯正する「テニスボール法」というものがあるのですが、最近はこの理論を応用した腰や背中に突起物を作ったサポーターが売られています。横向き用枕や抱き枕で矯正できない場合はこういった矯正アイテムを使ってみてはいかがでしょうか。

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