新型コロナ感染予防策について

感染の流れを理解する

新型コロナウイルスの感染経路には飛沫感染と接触感染の2つがあります。
①飛沫感染とは、感染者のくしゃみ、咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染するものです。
②接触感染とは、感染者が周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。その部分に接触すると感染者のウイルスが手などに付着し、これが口や目などから体の中に侵入し感染するものです。

新型コロナウイルス感染予防方法

新型コロナウイルスの感染予防法は一般的な感染症と同じですが感染リスクの高い場所にいかないこと、ウイルスが体内に侵入しないようにすることです。

「3つの密」を避ける

厚生労働省は、新型コロナ感染拡大防止策として、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの密を避けることをより一層推進し、クラスター(集団感染)を起こさないことがの封じ込めが重要であるとしています。

手洗い・うがい

感染症の多くは手を介して体内に侵入することが多いと言われています。新型コロナウイルスに感染した人が咳んだりする際、手にウイルスが付き、ウイルスが付いた手でドアノブや電車の吊り革などに触ると、そういった場所にウイルスが残存することになります。ウイルスが残存した箇所を手で触り、ウイルスが付着した手で顔などを触ることで口や目などからウイルスに侵入されてしまうため、不特定多数の人が触ったものに触れてしまった後は手洗いをすることが重要です。
また、口や鼻から入ったウイルスは喉の奥などで増殖し体に侵入していくことから、感染前に口腔内に入ったウイルスを洗浄するうがいも非常に重要です。

家庭内で感染させない

自分や家族に新型コロナウイルスへの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での行動には細心の注意が必要です。以下厚生労働省が明記している「感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項」の項目を確認下さい。

感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項

1.感染者と同居者の部屋を可能な限り分ける
2.感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする
3.できるだけ全員がマスクを使用する
4.小まめにうがい・手洗いをする
5.日中はできるだけ換気をする
6.取っ手ノブなどの共用する部分を消毒する
7.汚れたリネン、衣服を洗濯する
8.ゴミは密閉して捨てる

政府の感染予防方針

感染予防に関する緊急事態宣言について

4月7日に国が発令した「緊急事態宣言」が、4月16日に全国を対象に拡大されました。非常事態宣言の内容は、マスクや手洗い、消毒、ソーシャルディスタンス(人接触する場合の間隔を2メートルあけること)などの基本的な感染予防を改めて徹底することと不要不急の外出を控える事を強く国民に求めるものです。
更に、仕事はテレワーク買い物はNET通販を利用するなどして、国民一人一人が外出をこれまでより80%減らすという目標が設定されました。治療薬が無い現状においては人と接触しないことが最大の予防策であるという医療的方針に基づくものです。この緊急事態宣言は4月16日から5月6日までとされています。

新型コロナウィルス拡散防止対策

防疫の観点からは自分が新型コロナウイルスに感染しないことも大事ですが、同時にほかの人にうつさないという意識も非常に大切です。
症状がなくても感染している可能性があるのがこの新型コロナウイルス感染症のやっかいな特徴です。誰もが自分は感染しているかもしれないと考え他の人にうつさない意識が求められます。体の違和感に気をつけながら、これまでは仕事に休まずに行っていたような「少しだるさがある」「なんとなく熱っぽい」などという症状でも勿論仕事には行かず外出も極力避け自宅に居て様子を見る様にして下さい。症状が悪化するようなら最寄りの病院やクリニックにまずは電話で相談して下さい。いきなり外来受付へ行くのは院内感染を避ける為やめて下さい。


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