インフルエンザのチェック

インフルエンザを疑った際、自分の症状がインフルエンザに該当するか確認することが大切です。

そこでこの記事では、インフルエンザの症状チェックリストについて紹介します。症状に当てはまった場合、受診に関する内容にも触れていますので、、ぜひ最後までお読みください。

インフルエンザかも?|症状チェックリストで簡単に確認

この章では、インフルエンザの具体的な症状をチェックリスト形式で解説します。

現在の症状と照らし合わせながら、ぜひご活用ください。

インフルエンザの症状チェックリスト

インフルエンザを疑う症状は、以下のチェックリストでご確認ください。また、以下のリストに複数該当しており、症状が徐々に悪化する場合は、早めに医療機関を受診した方が良いでしょう。

  • 38℃以上の高熱が続く
  • 関節痛や筋肉痛がある
  • 全身倦怠感(だるさ)がある
  • のどの痛みや鼻水・鼻詰まりがある
  • 咳・くしゃみがある
  • 強い寒気に襲われている
  • 吐き気や下痢などの消化器症状がある(新型インフルエンザの場合)
  • 症状の進行が急激だった

上記のリストに加えて、インフルエンザの流行時期や地域に該当する場合も早めの診断を検討してもいいかもしれません。確定診断は医療機関でインフルエンザ検査が陽性となり、実際の状況を踏まえて医師が判断する点に注意しましょう。

受診すべき症状やタイミング

インフルエンザが疑われる場合、受診すべきタイミングは以下のとおりです。

  • 症状が現れてから12時間以上経過している
  • 自宅療養中で症状が悪化した

インフルエンザ検査で正しい結果を得るためには、発症後12時間以上経っていることが条件です。なぜなら、インフルエンザウイルスは発症後12時間で増殖のピークを迎え、検査データの精度も上がるからです。

ただし、自宅療養中に症状が悪化したした場合、重症化リスクも考えられるため、早めに受診しましょう。

発熱したらすぐに受診?インフルエンザ検査はタイミングが重要

前述の通り、発熱したからと言ってすぐ受診してもインフルエンザ検査で正しい結果を得ることはできません。インフルエンザ検査で正しい結果を得るためには、受診のタイミングが重要です。

この章では、インフルエンザ検査に関する予備知識について詳しく解説します。

検査方法と検査時間

インフルエンザ検査は、専用の綿棒を鼻の奥に入れて、鼻の粘膜を採集することで行われます。検査自体は鼻に綿棒を入れるだけなので「数秒〜1分程度」で終わり、検査結果も「およそ10分」で完了します。

症状が辛い中で検査を受けるため、短時間で結果を知り、適切な治療が受けられることがメリットです。

検査精度は「50〜70%」であり、検査結果と実際の症状を照らし合わせて診断されます。

検査のタイミングは発症から48時間以内

正確な検査結果を得るなら、発症「12〜24時間」に受けることを推奨されています。なぜなら、インフルエンザウイルスは感染後12時間で増殖のピークを迎えるため、正確な検査データが得られやすいからです。

つまり、検査でそれだけウイルスを検出できる可能性を高められるということになります。また、48時間以内にインフルエンザ治療薬を投与できれば、治癒までの期間を1〜2日ほど短縮できると言われています。

インフルエンザ治療薬はウイルスの増殖を防ぎ、高熱や関節痛、全身の倦怠感などの辛い症状を和らげます。適切なタイミングで投与できれば、重症化を防ぐこともできるでしょう。

検査費はおよそ「2,000円」

インフルエンザ検査の費用は、自己負担の割合が3割の人で「およそ2,000円」です。年齢や所得により自己負担の割合が変わってくるため、事前に受診先に問い合わせておくと安心です。

また、検査費用に加えて診察代や薬代もかかるため、その点に注意しましょう。

病院に受診できない方は市販の検査キットの活用を

第一類医薬品として薬局で市販されるようになったため、ご自宅でインフルエンザ検査を行うこともできます。ただし、購入時、薬剤師から情報提供をしてもらい、適切に使用できることが条件になります。

また、購入するものは研究用として販売中のものではなく、国から承認を受けた検査キットを選びましょう。

市販されている検査キットで得られた結果は、あくまで目安です。確定診断を受けるなら医療機関にて医師の診察を受ける必要がある点に注意しましょう。

まとめ: 確定診断を受けるなら医療機関の受診が必要

以上、インフルエンザかどうかのチェック方法について詳しく解説しました。自宅でもある程度は予測できますが、医療機関で確定診断をしてもらうまでは確信できません。

適切な治療を受け、1日でも早く回復するためにも医療機関への受診も検討してみましょう。


PAGE TOP