生理中の痛みや症状を「いつものこと」と我慢したり、鎮痛剤の内服で対処したりしていませんか?
日常生活に支障をきたすほどの痛みや、鎮痛剤でも症状が緩和されない場合は、子宮筋腫かもしれません。
本ページでは、子宮筋腫の検査について詳しく説明します。
子宮筋腫の検査を受けるメリット
子宮筋腫は、生理中の症状によって私生活に支障が出る方もいます。子宮筋腫は、腫瘍ができることで起こる症状を緩和させるための治療が大事になります。
たとえば、粘膜下筋腫や筋層内筋腫になると、過多月経の症状が多く見られます。これは、子宮内に腫瘍ができることで子宮の形が変わり、子宮内膜の表面積が増え剥がれる内膜の量が増加するためです。
また、生理過多で経血の量が増えるだけではなく、精子が着床しにくくなるため不妊や流産のリスクも高まるといわれています。
子宮筋腫の検査を受けることで、症状の原因がわかれば治療によって今まで辛かった生理も緩和する可能性があるのです。
検査方法
子宮筋腫を発見するための検査には、さまざまな方法があります。主なものは、下記の5つです。
- 婦人科診察(内診)
- 貧血検査(血液検査)
- 経腟超音波検査
- 子宮内視鏡検査
- MRI
子宮筋腫の検査方法一覧
婦人科診察(内診)
触診だけでは小さな筋腫は確認できません。そのため、婦人科診察と超音波検査は一緒に行われるのが一般的です。
貧血検査(血液検査)
子宮筋腫そのものを見つけるというよりも貧血の有無を確認することで、子宮筋腫の手がかりにするための検査です。貧血が疑われる場合はその疾患が隠れている可能性を秘めているということです。
経腟超音波検査
直接機器を患部に挿入し、検査を行う方法です。羞恥心で力が入り痛みをともなう方もいるためあまり力まず検査に挑みましょう。
子宮内視鏡検査
子宮の入り口から子宮専用の細い内視鏡を挿入し、モニターに子宮の中の様子を映し出しながら病変や異常を観察する検査なので、月経がまだ終わってない方はできない検査です。
MRI
超音波で検査するMRIでは正確な位置や大きさなどの検査が可能です。