ドライアイとは

目がかすむ、疲れると感じる場合は、ドライアイの可能性が高いかもしれません。ドライアイの自覚症状は多岐にわたり、病態にも不明な点が多いものの、最近の考えでは、目を保護する涙の主成分である涙液層に異常が生じていると推測されています。ドライアイは、失明はしないものの放置しておくと生活の質を損なう恐れのある疾患の一つです。本ページでは、ドライアイの症状や分類、分類ごとの特徴や原因について解説します。

目の表面の健康が損なわれ、不快感が生じる疾患

「ドライアイ」と聞くと目が乾いた状態だと認識している方が多いと思いますが、そうではありません。ドライアイとは、涙の乾きなどの異常により、目の表面の健康が損なわれ、不快感が生じる疾患です。目の表面にある粘膜にあたる角膜や結膜の上皮が、涙の渇きなどによって症状が現れた状態をさします。ドライアイには段階があり、長時間の読書で感じるケースや目だけではなく口の渇きなど全身にわたって渇きを感じるものもあります。ドライアイと診断されても、目の渇きを感じているケースは少なく、眼精疲労や目の充血から眼科を受診するケースが多くみられます。

ドライアイは完治しない

ドライアイは、症状をコントロールし軽減することはできても完治することはありません。視界がかすむ、視力が落ちる、目が疲れやすいなど生活の質を落とす慢性疾患であることを理解することが重要です。目の不快感や違和感がある場合は、「こんなことで」と思わず、できる限り早く眼科を受診し目の状態を確認しましょう。もし、ドライアイだと診断されたときには、生活の質を落とさないためにも治療を続けることも大切です。

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