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狭心症

狭心症
狭心症とは、心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈という血管が狭くなり、心臓が活動するために必要な血液が十分に供給されなくなることで起こる病気です。狭心症は原因や症状の出方によって、いくつかに分類されます。労作性狭心症、安定狭心症、不安定狭心症、冠れん縮性狭心症(異型狭心症、安静時狭心症)があります。

狭心症の症状

狭心症では、胸の中央からみぞおち(心窩部)にかけて胸痛が現れます。胸の圧迫感・しめつけ感のほか、のどの奥をはじめ胸の広い範囲で痛みを感じます。放散痛といって、左肩や左腕、奥歯などに痛みを感じることもあります。痛みの範囲や感じ方は人によって異なります。冠れん縮性狭心症の場合には、安静時や就寝時(夜間から早朝の安静時)にも症状が現れるため注意が必要です。

狭心症は、症状が続く時間が比較的短く、数十秒~数分程度であることがほとんどです。ただし、より重症な心筋梗塞の状態になると胸の痛みがおさまらず、長い時間続きます。

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