- 心筋梗塞
- 心筋梗塞とは、心臓への血流が不足した結果、心臓の細胞が壊死をおこした状態を指します。生活習慣病の一種であり、動脈硬化を基盤として発症する病気です。心筋梗塞を含む心疾患は、がん、脳卒中と並び日本における三大死因の一つです。
心筋梗塞の症状
心筋梗塞の特徴的な症状は、激しい胸の痛みです。これは胸が痛いというよりも、「胸を締め付けられる」、「圧迫感がある」と感じる方が多いとされています。また、痛みは、左胸からあご、左肩から腕にかけて広がることも特徴的です。そのため心臓からくる痛みとは思わず、胃が痛い、虫歯ができたなどと勘違いされることも、しばしばあります。
脂汗がでるほど激しい痛みが生じる心筋梗塞ですが、痛みがさほど強くない場合もあります。たとえば糖尿病がある方は神経障害などにより痛みを感じにくいことがあり、心筋梗塞の発見が遅れる原因の一つとなりうるため注意が必要です。