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精神的な症状

精神的な症状
精神的に表れる症状は主に「抑うつ状態」「意欲や関心の低下」「集中力、思考力の低下」といったものがあります。

精神的な主な症状は3つ

  • 抑うつ状態
  • 意欲や関心の低下
  • 集中力、思考力の低下

抑うつ状態

強い憂うつな気分が一時的ではなく、毎日長期的に続きます。
一時的に憂うつな気分の場合は、原因を解決したり気分転換する、また時間が経過することで気分が晴れるのですが、「抑うつ状態」の場合はそうはいきません。憂うつな気分が強く「悲しくなり涙が出てしまう」「自分に悲観的になる」「生きることがつらい」「何をしても楽しくない」といった感情が沸きます。

さらに、抑うつ症状が悪化するとそういった憂うつな気分までも生じなくなり無感情の状態になります。

意欲や関心の低下

あらゆることに意欲や関心がもてなくなります。
日常生活が面倒になり部屋の掃除ができなくなったり、人と会うことに消極的になり、身だしなみに気を使わなくなってしまいます。そのため周りからなまけていると判断されてしまうこともしばしばあります。

好きなものへの関心も低くなります。例えばジョギングをすることが趣味だった場合、走ることへの興味を失くしてしまい、運動はもちろん外出することがなくなります。こういった症状は精神運動抑制(制止)と呼ばれています。

集中力、思考力の低下

集中力が低下するため、ぼんやりとしたり、単純な作業でもミスが増えてしまい作業能率が低下します。
仕事ができない自分を「ダメな人間」だと思い、そんな自分には「価値がない」というようにマイナス思考が進んでいきます。

自分を過剰に責めてしまうがあまり、自殺を考えてしまうこともあります。
その他、自分が犯罪者ではないのかと考えてしまう(罪業妄想)、必要以上に金銭面の心配をしてしまう(貧困妄想)や自分が他の重篤な病気ではないかと心配してしまう(心気妄想)などをしてしまい、正常な思考が出来なくなります。

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