- 心身の休養
- うつ病治療で中心となるのは心と体を休めてエネルギーを回復させる休養です。十分に休養が取れるよう、家庭や職場の環境を変えることも大切です。
十分な休養
うつ病治療で中心となるのは十分に心と体を休めてエネルギーを回復させる休養です。
うつ病は決して怠けているのではなく、休養が必要な病気です。まじめで責任感の強い方は、仕事を休むと迷惑がかかってしまうなどとためらうかと思いますが、早めに休養をとることで症状改善につながります。低下している気力や、体の疲労が回復するまでのんびり過ごしましょう。
環境の調整
環境の調整でうつ病を改善できることもあります。まずは自分の周りの環境を整えましょう。
家庭環境の改善
家庭では、家族に協力してもらい家事の負担を減らしましょう。できるだけ何も考え事をしないでのんびりと過ごして心を休めてください。うつ病になると、食欲不振になったり不眠症状が現れるので、なるべく決まった時間にバランスの良い食事をとり、十分な睡眠をとって生活リズムを整えてください。
うつ病の回復までは調子がいい時と悪い時の波があります。調子が悪い時はあせらず休んでください。
職場環境の改善
職場では、可能であれば同僚や上司に病気を打ち明けて仕事量を減らしたり配置転換をしてもらい、症状が重ければ休職といった調整をしてもらいましょう。職場によっては残念ながらうつ病への理解と対応が不十分だったり、病気を打ち明け辛いかもしれません。
しかし健康な心と体を取り戻すことが何よりも大切です。うつ病の要因が職場環境によるストレスだった場合は労災認定が下りる可能性もありますので相談窓口なども利用してみてください。
- 厚生労働省
- 労災保険相談ダイヤル