肥満症の内的な原因

肥満症の内的な原因は、ホルモン分泌の異常によるものであり、これを内分泌性肥満といいます。また、遺伝性の病気によって起こるものを遺伝性肥満といいます。

内分泌性肥満とは、バセドウ病や甲状腺機能低下症、副腎皮質ホルモン分泌過剰(クッシング症候群)などの内分泌疾患が原因の肥満です。肥満症の治療効果が思わしくない場合はホルモン分泌異常を疑い、検査を受けることをおすすめします。

内的な原因の肥満症は、食べる量や運動量に関係なく肥満症になってしまうのが特徴です。

肥満症は年々増加している

2019年に厚生労働省が発表している「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の成人で肥満症とされる割合は、男性で33.0%、女性で22.3%であることがわかっています。

また、男性においては、2013年から年々肥満症が増加していることもわかっているのです。

このことからも、食生活の乱れや生活習慣の変化によって、現代人は肥満症になりやすい環境に置かれていることを意識する必要があるといえるでしょう。


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