- 加齢
- 加齢により体の筋肉量が落ちると体内で消費されるブドウ糖の量が減少する、また、加齢により体脂肪率が増加することでインスリンの効果が悪くなる。
筋肉でブドウ糖が使用されず、細胞への糖の取り込み効率が悪くなると血糖値が上昇しやすくなるため、インスリンの必要量が増加しインスリンを分泌するすい臓の負荷が高くなります。また歳を取るとインスリンの分泌量が減少するため、なおさらすい臓の負荷は大きくなっていきます。
このようにすい臓への負荷が高くなっていくことによってすい臓が疲弊しインスリンの分泌障害に陥りやすくなります。
高齢者になるほど糖尿病疾患者は増えていく
年齢別の糖尿病疾患者率を見ると、男性は50代から急速に糖尿病率が増加、女性は50代から段階的に糖尿病率が増加しているのがわかります。
これらのデータから見ても糖尿病発症と年齢に因果関係があることは明らかです。
高齢化率が増加することにより糖尿病疾患者率は増加
2018年現在5人に一人が70歳以上となっており2055年には4人に一人が75歳以上になる予定です。
仮に年齢別の糖尿病疾患率に変化がないとしても、高齢化が急速に進む日本では人口に占める糖尿病疾患率は急速に上昇していくことが想定されます。