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ブドウ糖負荷試験

ブドウ糖負荷試験
前日の夜9時から何も食べないで、水だけを飲むという条件で翌日、空腹の状態で病院に行き、ブドウ糖75gを溶かした水を飲みます。ブドウ糖を飲む前、飲んだ30分後、1時間後、2時間後に採血しそれぞれの血糖値を測定する試験を「ブドウ糖負荷試験」と言います。

血糖値による糖尿病の判断基準

ブドウ糖負荷試験の2時間後の血糖値が200mg/dlを超えた場合には糖尿病の診断がなされます。
通常の健康診断で計測される空腹時血糖値において125mg/dlを超えた場合が糖尿病の目安とされていますが健康である正常値として安心できるのは空腹時血糖値110mg/dl未満、かつブドウ糖摂取後2時間の値が140mg/dl未満の場合で、これ以上の場合は糖尿病予備軍の可能性があります。
ただし、ブドウ糖負荷試験は精神的なストレスが強い状態など体調によっては悪い結果がでる場合もあるため、ブドウ糖試験で糖尿病と判断される数値がでた場合は再度検査を受け、2回とも糖尿病の数値であれば糖尿病の診断が行われます。

糖尿病型と正常型の基準値

糖尿病型の判断がされる基準値

空腹時血糖値≧126mg/dl

随時(糖負荷試験2時間後)血糖≧200mg/dl

正常型の判断がされる基準値

空腹時血糖値≧110mg/dl

随時(糖負荷試験2時間後)血糖≧140mg/dl

空腹時血糖値および75gOGTTによる判定区分
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