糖尿病予備軍（境界型）

糖尿病予備群（境界型）

糖尿病は突然発病するのではなく、徐々に進行していく病気です。
糖尿病と診断されるレベルまで糖尿病が進行していない状況でも糖尿病予備群もしくは糖尿病の境界型と呼ばれる段階があり、放置していると糖尿病へと進行していきます。

糖尿病予備群とは

糖尿病の進行段階の初期、まだ糖尿病と診断されるレベルまで糖尿病が進行はしていないが正常な人よりも血糖値が高くなっている状態を「糖尿病予備群（境界型）」といいます。
診断数値としては以下のいずれかを満たしている場合にHbA1c6.5%未満で①か②を満たしている人が糖尿病予備群となります。

糖尿病予備群が気をつけないといけないこと

実は糖尿病予備軍になってしまうと、すでに体を元に戻すことはできなくなってしまっています。
糖尿病予備軍と宣告を受けたら、今後糖尿病や糖尿病合併症を発症しないように食生活や生活習慣を改善していく必要があります。
具体的な対策は糖尿病の食事療法と運動療法とほぼ変わらないため、食事療法と運動療法の方法を参考にしてください。
また病院で糖尿病予防のための生活習慣改善の指導を行なっている病院に相談してみるのも良い方法です。

肥満を解消する

2型糖尿病の進行の原因は肥満による部分が非常に大きく、肥満を解消するだけで血糖値の状態を大きく改善する事ができ、糖尿病の進行を遅らせる、止める事ができる可能性があります。

食生活を改善する

血糖値の上がりにくい食生活、食習慣を身につけ実践してください。日々の血糖値の状態が糖尿病の進行に影響を及ぼします。

運動をする

運動をすることで血液中の糖を消費しやすい体質に改善する事ができます。また日々運動をすることで肥満やストレスを解消するなど、運動には非常に多くのメリットがあります。

ストレスを軽減する

ストレスも糖尿病進行の大きな要因の一つです。できるだけストレスをためない生活を意識し、趣味やスポーツでストレスを発散してください。また睡眠をしっかり取ることもストレスを軽減するために重要です。