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運動不足

運動不足について
糖尿病は肥満や遺伝、食生活など様々な要因が重なり合って発病する疾患ですが運動不足も糖尿病の大きな要因となっています。
運動を日常的に行っていると筋肉でブドウ糖が利用されやすくなり、逆に運動不足が続くと筋肉でブドウ糖が利用されにくくなることが運動不足が糖尿病の要因になる原因だといわれています。

運動不足が血糖値を上げ、糖尿病の進行につながる理由

筋肉のブドウ糖利用

筋肉はブドウ糖を取り込んでエネルギーにします。筋肉が収縮活動をする場合には筋肉への血流量が増し、より多くのブドウ糖を取り込みます。
日常的に運動を行うと筋肉がよりブドウ糖を取り込みやすくなるよう調節される仕組みがあり、十分な運動を日常的に行うことで筋肉でブドウ糖が消費されやすい体を作ることができます。

運動不足が続くと筋肉でブドウ糖が利用されにくくなる

運動不足が続くと筋肉でブドウ糖が利用されにくくなります。筋肉でブドウ糖が利用されにくくなると血糖が上がり、インスリンが分泌されても筋肉でブドウ糖があまり利用されず、インスリンの血糖を下げる働きが十分に働かなくなります。
また、運動不足が続くと筋肉量も低下し、さらにブドウ糖が消費されにくくなり、血糖値が上がりやすい体質となり糖尿病になりやすくなります。

一時的な運動に効果は薄く、継続的な運動が予防効果が高い

東北大学大学院医工学研究科の研究では23年間の追跡調査で、一時的な運動の効果は2型糖尿病の予防効果に影響はなく、継続的な運動を行っている場合は高い予防効果があったことを発表しています。
継続的な運動は、運動そのもの以外にも肥満予防などの効果があり他の糖尿病要因も同時に改善することができ糖尿病予防に高い効果があります。

高い全員持久力の影響
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