喉の渇きは糖尿病の代表的な症状の一つです。
糖尿病が進行すると喉の渇きが酷くなり、そのため多量の水分を摂るようになり、トイレの回数が多くなります。症状が酷くなると、喉の渇きで夜中に何度も目を覚ますようになることもあります。
糖尿病の喉の乾き
糖尿病による喉の渇きは、水分を補給しても多尿により随時水分が奪われていくため、またすぐに喉の渇きが戻ってきます。状況によっては口の中に粘りを感じる人もいます。
水分を摂っても喉の渇きが治まらないなど、異常な喉の渇きを感じたら糖尿病の可能性がありますので一度病院で診察を受けてみる必要があります。
喉の渇きを引き起こす多尿
血液中に糖分が多くなればなるほど、尿から排出される為、尿が多くなり体内の水分が不足してしまう。
喉のかわきが生じる仕組みには腎臓の働きが大きく関係しています。腎臓は血液を綺麗にするフィルターのような働きをしています。
血液をろ過し体に不要な老廃物や塩分を体の外に出します。逆に体に必要な成分は血液に戻します。ブドウ糖も体内に必要な成分である為通常はろ過後血液に戻します。
糖尿病になり血糖値が常時高い状態になってしまうと腎臓のブドウ糖を血液に戻す処理が追いつかず尿として排出されるようになります。 このブドウ糖が尿に排泄される際、水分も一緒に尿として排出される為尿量が増え、体の水分が不足し喉のかわきを感じるようになります。
喉が渇いた時の飲み物には注意
糖尿病による喉の渇きの場合、水分補給のために何を飲むかは非常に重要です。
とりとめのない喉の渇きに対して糖分を含む飲み物で水分補給をしてしまうと血糖値が上がり、ますます症状が悪化してしまいます。
糖尿病による喉の渇きの場合には糖分を含まない水やお茶などを飲むようにしてください。